34小節目の1拍目のギター、3弦の音は鳴らしにくいのですが、弦楽合奏版のCDを聴くと、この音の上下が逆になっています。
「その方が鳴らしやすいし楽器法としても自然です。気が変わったらそれでやるかも・・・」と言う指揮者。 とりあえず作曲者を尊重するとどうなるか、ということを体験しておきたいので、今のところはそのままやります。 34小節目以降はしつこいくらい「ソ」が多いです。この、ソは保続音だと思って弾いてください。保続音というのは、簡単に言うと、金縛りにあうような感じで、それが続いたらそこから抜け出たいという思いにかられる感じです。上で和音が変わっても、同じ音が鳴っているとそれに呪縛されてしまうという効果なので、抜け出すとすっきりします。 1stも、2分音符のソは保続音だと思って弾きましょう。 11月28日(日)音楽ネットワーク弘前の合同演奏会でこのセレナーデを演奏します。 弱音器をつけての初めての演奏です。 マンドリン合奏の醍醐味は迫力!と思っているマンドリン関係者たちが多い中で、ただでさえ小さな音を、あえて弱音にして演奏するというのは勇気がいります。また、最近は、日常生活の中でも常に音があふれ、聞く努力をしなくても自然に音が耳に入ってくることに慣れている私たちですから、小さな音に耳を澄ます、という経験があまりなく、“聞こえない!”とも言われかねません。 でも、「人前で演奏するということは、どんな批判も受ける覚悟をしなければいけない」という指揮者の言葉を真摯に受け止め、 “研究会 プリマヴェーラ”は、マンドリンの新しい響きと可能性を求めて、演奏してみたいと思います。
by michinokuhitori
| 2010-11-16 00:43
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