顧問の音楽帳:ハイドンの主題による変奏曲 作品56a


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     (wikipediaより)

ブラームスは、ベートーヴェンと並んで、変奏曲の名手と称されています。彼の主要な作品には、主題と変奏という形をとった楽章が少なからずあります。そして、変奏曲として独立した優れた作品もあります。今日ご紹介するハイドンの主題による変奏曲は、名実ともに傑作と言っていい作品でしょう。古雅な主題を素材に、縦横に変化させてみせるその手腕は実に見事です。2台のピアノによる版とオーケストラによるものがありますが、後者のほうが知名度は高いでしょうね。

主題、8つの変奏、そして終曲からなっています。ハイドンの主題によるとありますが、最近の研究で、どうもハイドンが創出したテーマではないようです。しかし、例えば終曲のパッサカリア(スペイン由来の三拍子の器楽舞曲)には、ハイドンの交響曲101番”時計”の引用があり、管弦楽に変奏曲形式を導入したハイドンの先駆的な試みに対するオマージュ(あるいはリスペクト)的な意味合いはあると思います。

そのオーケストラバージョンを、カラヤン、フィルハーモニア管による演奏でどうぞ。(Youtube)


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by michinokuhitori | 2014-04-13 10:42 | 音楽
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