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休符の感覚

「スラヴ舞曲10番」のメロディーは、冒頭が16部休符で始まります。

1拍めがあるのは、ギターⅡ・Ⅲ、コントラバス。
それ以外の、1拍めが休符のパートは、この休みの取り方がとても重要です。
特に、コントラバスの低い響きは、他の楽器よりも音の立ち上がりが遅いので、響きが確定するのに時間が必要になってきます。音響的によく響く場所だと、もっと時間が必要です。
一番低い音の響きが確定するのを確認してからメロディーをスタートさせます。

そして、メロディーパートが、この休みを長めに取るか、短めに取るかで、曲の表情が随分変わってくるのです。どちらを採用してもかまわないのですが・・・・・とりあえず実験してみました。

実験 ① 「休みを長めに取って待つ」・・・・冒頭から「ためいき」のような感じになる。

実験 ② 「休みを短めに取って、音が立ち上がったらすぐに出る」・・・・音楽が始まる前
       から崩れていて、「はかない」感じになる。

実験の結果、
1小節めは、3拍めに向かっていく感じを出しやすくするために、音が立ち上がったらすぐに。5小節めは、少し待って入ってみる、というやり方で、やってみることになりました。

当然、メロディーの表情が変われば、それ以外のパートもそれに沿って変わらなければいけません。ここがアンサンブルのおもしろさ・・・・・・・・なのですが、お互いの音に耳を傾けて、細心の注意を払いながら弾く、というのはとても難しいことです。
まずは、メロディーの表情をそれぞれのパートの人たちが心に刻み込むことから始めましょう。決して、1と2と3と、とカウントしないように。

「こういう練習をしていると、休み(休符)の時間について、鋭敏な感覚を持てるようになります。」と指揮者。
休符も音楽です。


日曜日の練習。
プリマヴェーラにとって、うれしいことが1つと悲しいことが1つ。

うれしいことは、ギターの人(女性)がひとり、体験入会に来てくれたこと。
減ることはあっても増えることのないこの会に、来てくれる人がいるというのはとてもうれしいものです。しかも、若くてかわいい!!これからも来てくれることを切に願っています。

悲しいことは、1stの上之郷さんが、4月1日付けで転勤になってしまったこと。
とても助けられていたので、本当に残念です。
今までありがとうございました。新しい土地でのご活躍をお祈りしています。
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by michinokuhitori | 2007-03-21 00:04

日本人はジョークが苦手?

みなさんの要望にお答えして、1回に2曲練習することになりました。
2時間の練習時間を半分に分けて、間に休憩も入れることにしました。
やはり、1曲に2時間かけると集中力が持続しないようです。

というわけで、練習曲は「スラヴ舞曲 10番」と新曲、メッツァカーポの「Mademoiselle(お嬢さん)」
「スラヴ舞曲」は、BからCの8小節目までを集中的に練習しました。
Bの1st,2nd の装飾音符のところの弾き方を実験。

① 装飾音符は叩いて、本音符ははじく(オデル教則本ではスナップ奏法)、
  そのあと(2拍め、3拍め)は、トレモロ。
  これは、はじいた音が響きにくい。
② 叩いたあと、本音符を指ではじかずに右手でピッキング、そのあと はトレモロ。
  タイミングが難しい。
③ 全部トレモロで弾く。
  装飾音符から本音符に入ったときにふくらんで、急激にdim.  音に弾みと広がりが
  必要。
  トレモロのコントロールが難しい。
④ 全部をピッキングで弾く
  ピッキングでニュアンスを出すのが難しい。

どのやり方でも難しいじゃない・・・・・

「装飾音符のところがしょぼくて、後がゴージャスになるのが一番具合が悪い。マンドリンでは非常に難しい音型だけど、そこをへこたれないでやるのが”プリマヴェーラ”。こうなっちゃうんだも~んで終わらないように。」と指揮者。

実験の結果、今のところ、③を採用。また指揮者の気が変わるかもしれないけど、一応トレモロでやってみることになりました。みなさんよろしく!


さて、今回から加わった新曲、「お嬢さん」

これは、ヨーロッパ人のジョークをどれくらい表現できるかにかかっています。
まず、イントロの4小節。ハーモニーがなく、ラの音だけのユニゾンになっています。
最初の2小節は、f 後の2小節は、pで、軽い冗談をかましているところです。fはffくらいで絶叫。pはppでひそひそ話し。まずここで笑いをとるのです。
そして、ポルカにはいったら、1stだけが1小節弾いて、あとのパートは、次の小節からでてきます。これはいかにも乗り遅れた風に弾きます。ちょっとくらいずれるのもおもしろいかも。きっちり拍を数えて、予定通りという風に弾くとまったくおもしろくない音楽になるのです。
ずれたまま音楽が進んでいって、1パートずつ、ずれを解消していく、というねらいです。

日本人はジョークがわからないとよく言われます。
日本人がネタになっている世界のジョークに、
「日本人を月曜日に笑わせるには?」「金曜日にジョークを言えばいい」というのがあるそうです。土、日の間に、なぜおもしろいかを考えてもらうためだそうです。
それくらいジョークのわからない民族の私たちが、ヨーロッパ人のジョークにどれくらいせまれるか。しかも音楽で。・・・・挑戦ですね。(ジョークを表現することを挑戦と思うこと自体洒落にならない?)

こういう曲を、センス良く、粋に演奏できるといいですよね。
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by michinokuhitori | 2007-03-14 00:58