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フレージング

曲を演奏していると、よくフレージングという言葉を耳にします。
フレージングとは、「楽句区切り法」フレーズの切り方、と音楽辞典に書かれています。
よく言われるのは、曲のフレーズを閉じる、閉じ方のこと。でも、本当に大事なのは、次のフレーズをどうつなげるかということです。
例えば、大きなコントラストをつけて、次のフレーズにいくか、あるいは、フレーズは閉じているけど、関連が強いために、途切れないようにつなぐ、とか、いろんな意味でのフレージングがあります。

今練習している、メッツァカーポの「お嬢さん」は、コントラストをつけなければいけないようなフレージングがたくさんあります。その典型がイントロ部分です。イントロから次のポルカに入るところで、停止しなければなりません。
ポルカに入る前に、みんなでかるく息を吸って入りましょう。


実験  止まる感じをつかむために、rit.をかけてみる。
     実際にはやらないが、そういう止まる意識が必要。

実験後、rit.をかけないで、そういう意識だけでやってみると止まった感じが出せて、よくなりました。何がよくなったのかわかりませんが、おそらくみんなの意識が曲に変化を与えたのだと思います。ちょっとした気の使い方で変わるものなのですね。

音楽には、スムーズに流れていったほうが心地よいフレーズと、ひとつひとつくさびを打ち込むようにモティーフを積み重ねていくという堆積感がないとつまらないものになるフレーズもあります。
10小節~12小節のところはそういうフレーズです。1音ずつくさびを打ち込むように、1小節ごとに拡大していきます。そして、13小節に入るところで待つ!!
「タクトが普通に入っても、ウィーンフィルのように少し溜めがある方がいいです。みんなで溜めるという意識が必要です。」と指揮者。(またウィーンフィル・・・・)

思い切り叩き込んで拡大したら、勢い余って次の p を f で入ってしまったコンミス。
わぁ・・やってしまった・・とあせっていると、指揮者が笑いながら、「それでいいんですよ。聴いている人にもそういう感覚が出てくるんです。そこをわざと p で弾くことに意外性があるんです。」(優しい言葉に感謝!)
ポルカに入ってから、1stとほかのパートは、1小節ずれているので(ジョーク)、13小節目は1st以外は ff で入ります。

トリオに入るところも、少し待って、タクトよりも少し遅めにでます。
聴いている人の中のタクトを裏切って弾くのです。

昔から、フレージングというのは重要な概念として言われていますが、フレーズの中身をどんなにきれいに演奏してもつなげ方を失敗すると良くないのです
曲の中で、フレージングの意味をよく理解して、みんなで意識しながら演奏することが大切です。

やることいっぱいありますね~。(笑)


                ーお知らせー

      5月4日(金)、プリマヴェーラのお花見会をします。
      場所は顧問宅。午後6時からです。桜は、各自見てから集合。
      (要するに、お花見会という名前の飲み会です。)
      
      みなさんの参加、お待ちしています。
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by michinokuhitori | 2007-04-30 01:00

練習会場変更のお知らせ

4月28日(土)の練習会場が、「大成小学校」に変更になりました。

みなさんお間違えのないように。

なお、5月から、また第2、第4土曜日の夜の練習会場として、大成小学校を貸していただけるようになりました。
午後7時からです。よろしく~。
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by michinokuhitori | 2007-04-16 17:12

ウィーンフィル?

メッツァカーポのMademoiselle(お嬢さん)、少しずつ感じがでてきました。

ドヴォルザークのように、強弱で対比がつけられていますが、ドヴォルザークの場合はもっとデリケートで、内面的な世界が大きいのに対して、この曲は、ヨーロッパのごくごくありふれた日常の世界です。日常的なことというのは、ほとんど想定内のことなので、安心感があるのですが、そういう平々凡々とした日常の中に時々うれしいことや思いがけないことなどが散りばめられています。

ヨーロッパの人たちは、人間関係を円滑にするためにヨーロッパ流のジョークを開発しているそうですが、そういうものがこの曲の中にたくさんネタとして仕込まれています。
クレッシェンドがかかって、そのまま行くのかと思ったら急にピアノになったり、同じパターンが続くかと思ったら急に違ったり、強弱の変化が忙しく、その忙しさがジョークなのです。
ヨーロッパの人たちにとってポルカは日常の音楽なのですが、普通のポルカではないことがジョークとしてたくさん含まれています。
こういう音楽を演奏すると普通のポルカを知っているヨーロッパの人たちは確実に笑うのですが、日本人はどうでしょう?あらかじめ、こことここが笑うところ!と言っておけば笑ってくれるのでしょうか?(そういえばお笑い芸人の中に、お客さんに突っ込みどころを教えて言わせる人がいたような・・・)

練習の途中で、練習会場の職員の方が、見学に来られ、帰り際に、
「一瞬、ウィーンフィルみたいでした。」
すかさず、指揮者が、
「ウィーンフィル、がんばります!」

お世辞にしてもちょっと言いすぎじゃない?・・・と思いましたが、そういえばきょうは4月1日だったとひとりで納得しました。

「この曲に仕込まれたたくさんのネタを読み取って、やっていくと、ウィーンフィルになるわけです(笑)」と指揮者。

(笑)が微妙ですが、信じてがんばりましょう。
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by michinokuhitori | 2007-04-02 23:45