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”最近の演奏を聴いて” ~顧問より~

音楽ファンとしての楽しみの一つに、応援する演奏団体の成長ぶりがある。

顧問の立場とすれば、身贔屓と取られることも承知の上で書くが、プリマヴェーラは結成後2年近くしかたっていないにもかかわらず、最近収録した演奏を聞くと、その成長が如実に表れていると思う。
それは過日、団員とともに秋田に出向いて聞いた演奏会(東北マンドリンフェスティバル)の印象との比較からも言える。

多くのマンドリン団体が一堂に介して演奏するマンドリンフェスティバルは巧拙、保守革新、いろんな面で刺激的であった。
しかし、参加こそしなかったもののプリマヴェーラのその演奏は他の演奏団体とは目指すところが一線を画していることを実感した。
例えば今回の収録した演奏のバッハのAirを聴くと、まだ技術的に克服すべき点は散見するが、なにより、この団体が目指すアンサンブルの魅力、すなわち他のパートとのバランスによって生み出される心地よさが聞き取れる。逆にいえば、他のマンドリン団体が、いかにバランスを軽視して音量(人数という物量?)によりかかった演奏をしているかということでもある。

プリマヴェーラの目指す演奏(これはマンドリンに限らず、全てのクラシック音楽の演奏団体に当てはまることだが)は、実は最も困難な道でもある。日頃の地道な、しかし高度な練習の積み重ねで初めて実現できるもので、演奏会当日あるいはその直前に、腕に自信のある演奏家が集まって、ちょこっとゲネプロをやって達成できる演奏ではない。その意味において、プリマヴェーラの団員の方々に更なる精進を、そして、願わくば、マンドリン演奏団体としてというカッコつきを外して、純粋なクラシック演奏の模範となるような、更なる飛躍を期待したい。


☆先日録音したCDを聴いての、顧問の感想です。
  曲についての感想は、後日掲載します。お楽しみに!
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by michinokuhitori | 2007-12-19 00:43