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工芸展ギャラリーコンサート

6月12日(土)午後2時より、弘前工芸協会展の展示場(百石町展示館)にて、
ギャラリーコンサートが行われました。

チャペルコンサートが行われたのが2008年の6月なので、私たちが人前で演奏するのは2年ぶりでした。

この2年の間、演奏する機会が全くなかったわけではないのです。
でも、メンバーの出入りがあったり、練習の形態が変わったりで、なかなか曲のレパートリーが増えていかず、人前で演奏するということに後ろ向きになっていたことも事実です。
また、人前で演奏するということで、曲の仕上げをどこまでやるのか、というのも問題点でした。みんなが弾けて、曲がある程度整った状態で良いのなら、年に1回演奏会を開くことも不可能ではありません。でも曲を音楽的に追及するということは、ある意味果てしない作業なのです。どの程度までできれば良しとするのか、というのが難しいところでもあります。

でも、そうは言っても、状況が整うのを待っていてもなかなか前には進んで行けないと思い、今回も決してベストの状態ではなかったのですが、とにかくやってみることにして準備を進めました。

途中、ギターパートがUさん1人になった時には、さすがにくじけそうになりました。
低音が手薄になるし、本番で緊張して音がなくなったらアウトです。
何より本人が一番不安だったと思うのですが、Uさんは自分しかいない、という責任感をとても感じて、旅行の日程を変更してまで、毎回練習に参加してくれました。不安な気持ちを抱えながらも一人で一生懸命にギターを弾くUさんの姿には本当に感心させられました。
私たちのアンサンブルは、音楽的な演奏を目指すという理念のもとで活動していますが、それと同時に、アマチュアの団体はメンタルな要素も大切だと思います。
この団体のためにがんばろうとか、みんなのためにがんばろうとか、ちょっと浪花節的ではありますが、そんな気持ちに結構心が揺さぶられることもあるのです。(私だけかもしれませんが・・・・^^;)

本番は指揮者なしで、11人が横1列に並んで演奏しました。
いつもの通り、細かいミスはちょこちょこありましたが、
直前の練習の成果も出ていて、おおむねよく弾けていたと思います。
3曲だったのであっという間で、終わってしまえば、「もっと弾きたかった」「物足りない」という声もあり、みんなの反応にちょっとびっくりしました。なにより、打ち上げでのメンバーの晴れ晴れとした顔を見ていると、思い切って演奏してみて良かったと思いました。

今回初演奏の「ハレオ・デ・ヘレス」は、このところ一番練習したということもあって、結構よい雰囲気が出せたのではないかと思います。なかなかこけしのダンスから抜け出せないのが悩みの種ではありますが、ちょっと手くらいは生えていたかな(笑)、と思います。

この「ハレオ・デ・ヘレス」は、スペイン舞曲をアマデイが編曲したものといわれています。
調子が良いので、何となく簡単に弾いてしまいがちですが、スペインらしい雰囲気を醸し出すのが難しかったです。リズム通りにかっちりと弾いてしまうとこけしのダンスになるし、かといって自分勝手に崩すこともできないし。
ギターのリズムが単調な分、表現が難しい曲だと思いました。
そんな中で指揮者発案のグリッサンドやラスゲアードなどはとても効果的でした。演奏する方はかなり苦労しましたが・・・・・でも、そんな産みの苦しみみたいなものがあって、初めて少し音楽に近づけるのでしょうね。

クラシックの名曲でも、マンドリンオリジナル曲でも、音楽的なアプローチは同じです。作曲家の意図するところに少しでも近づけるよう、これからも地道な練習を積んでいきたいと思います。
そして今後も私たちの音楽を聴いてもらえる機会があれば、積極的に演奏してみたいと思っています。
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by michinokuhitori | 2010-06-20 16:49