装飾音の技

「スラヴ舞曲 6番」の中に頻繁に出てくる装飾音。
3拍子の曲で、3拍目が強調されるというのは、普通はないのですが、3拍目が強調されるというのがこの民族ダンスの特徴です。
そして、たびたび出てくる装飾音は、同じに弾くのではなく、音楽に合った弾き方が必要です。

たとえば、1stマンドリンの最初に出てくるトリルは優雅な感じ。上に飛び出すというよりは横になびくように。
次に出てくる、フォルツァンドのついた装飾音は、コミカルな動きで飛び出す。
そして、そのあとのクライマックスで出てくる装飾音は、はじけるような感じで。

オーケストラだと、オーボエとかフルートとか、楽器を変えながら、その楽器の特徴で変化がつけられますが、マンドリンアンサンブルの場合はより精密に音色の変化をつけなければならないのが難しいところですね。2小節単位で繰り返しながら受け渡していくところも、場合によっては自分で弾いて自分に受けわたすところもあったりして、その変化がつけられるかどうかが勝負どころです。
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# by michinokuhitori | 2006-08-13 12:16

日本人は3拍子が苦手?

先週に引き続き、「スラヴ舞曲 6番」

斎藤さんの編曲で、スラヴ舞曲の6番、4番、10番ができあがりました。
全部3拍子の曲。
日本人は3拍子が苦手とよく言われますが、何とか乗りの良い3拍子を披露して、センスが良いと言われるようにがんばりたいです。
そのためには、それぞれの曲のキャラクターをはっきりつかんで、出すことが大事。
ヨーロッパの人たちは踊りが好きで、感覚的なものが音楽の中にはいっています。日本人も踊りは好きですが、盆踊り的な踊りとは全く違います。もちろん、日本人が演奏するので、日本的な感覚も入っていいとは思いますが、ヨーロッパの踊りのベースにあるものにこちらの方から近づいていって、味わってみたいと思います。そして、味わうためには、キツい練習が必要かと思います、という指揮者の言葉。みなさん、心して取り組みましょう!!

この曲は、導入の何小節かが、曲全体を暗示していて、このあたりに曲全体が含まれています。偉大な作品であればあるほど、そういうことがあります。
この曲はダンスの曲ですが、珍しいのは、最初に4小節メロディーがはいって、そのあとに、全く違った素材がはいってくるところです。普通は踊りなので、そのままの表情でいって踊るのですが、この曲の場合は挿入されたところで、雰囲気をがらっと変えることが大事です。そういうところからも、この曲は実際に踊る曲というよりも、鑑賞舞曲っぽい感じです。

この挿入部分は、低音がダンスらしい刻みをしているのに対し、メロディーはダンスらしくなく、この二つが融合されています。そしてこの融合がうまくいくと、メロディーに表情がつけやすくなります。長い音に何かを感じさせ、8分音符は重くならないように、風がス~ッと吹いて消えていくように演奏しましょう。

私たちは、楽譜の中に、スタッカートやテヌート、アクセントなどの記号を見つけると、決まった弾き方をしがちです。特にマンドリンで演奏する場合、スタッカートがついていると、ピッキングで演奏するのが当たり前。でも、プリマヴェーラでは、トレモロで弾くスタッカートもありです。(これは、弾く瞬間にアタックをつけて、弾くとすぐに抜きます)  あくまでも音楽に合った音を出す。そのためには固定観念を取り払わなければなりません。長年マンドリンをやってきた人ほど思い込みが強いものです。(筆者は実感しています(^^;))
無理だと決めつけないで、いろいろチャレンジしてみましょう。
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# by michinokuhitori | 2006-08-07 00:35

スラヴ舞曲6番

3週間ぶりの練習。
きょうは、新曲「スラヴ舞曲 第6番」(ドヴォルザーク)

ギターパートの斎藤文男さんのこだわりの編曲です。
1stマンドリンはかなり高い音まであって、最高音がE線の19フレット、シの音まであります。それも何度も出てきます。1オクターブ低くすると響きが平板になるのであえて高い音を選んだそうです。また、ドヴォルザークは楽器の音域を上も下もフルに使っているので、移調も難しい。
でも、無難な選択ばかりしていると、演奏も無難で訴えるものの少ないものになると思うので、プリマヴェーラでは、演奏の平易さよりも、「音楽」にこだわりたい、という編曲者の言葉でした。

ドヴォルザークの「スラヴ舞曲」は、第1番~第16番まであります。
全部をひとくくりにされがちですが、曲ごとに個性があって、1曲ずつその個性を引き出していけるようにやってみたいと思います。
ヨーロッパには民族ダンスがたくさんありますが、これはスラヴ舞曲ということなので、スラヴ系の踊り。分類するとワルツになります。
アレグレット スケルツァンドということで、楽しげな身振りが必要で、ジョークの要素も必要になってきます。
(この曲の次に練習予定の第4番{斎藤さん、編曲済み}は、同じ3拍子ですが、優雅な感じのメヌエットです)

最初に、2小節の前奏があります。これは、2小節のセットで音楽が続いていくということです。ちなみに、アマデイは4小節でしたね。
この曲には、3拍目に、トリルやアクセント、フォルツァンドがついているところがたくさんあって、3拍目が強調されている部分がたくさん出てきます。これは民族ダンスの特徴で、3拍目で音が上に浮上する感じ(アルシス)を出します。
日本人が3拍子の曲を演奏する時、3拍目を強調しようとすると、どうしても重くなって、尻もちをついたような演奏になってしまいます。農耕民族の名残でしょうか?(^^;)
3拍目を強調しつつも上にあがる感じを上手く出せるかどうか、、、これからの大きな課題ですね。

2月の、弘前音楽ネットワークの創立コンサートの演奏のCDを聴いた方から、こんなうれしいお便りをいただきました。一部紹介します。

 「先日は素晴らしい音盤をいただきましてありがとうございました。
 音楽的なセンスのある演奏であり、表現力を有しておられますことに舌を巻きました。し
 ばらくぶりにさっぱりしました。ご苦労様でした。そしてありがとうございました。楽譜を
 その通りに演奏する団体、楽譜を消化してそのアンサンブルとして創り出す団体がある
 と思います。
 conductorにより個性が活かされ、思いが合成され、creativeな再現がなされると思
 っています。ますますのご精進をお祈りいたしております。」

送り主は、長年弘前で音楽教育に携わられ、附属小学校の吹奏楽団を全国一に導いた、藤本先生。メンバーの内田さんに宛てたものです。
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# by michinokuhitori | 2006-07-30 19:51

FMアップルウエーブ

FMアップルウエーブからプリマヴェーラに出演の依頼があり、「津軽いじん館」に出ることになりました。代表の野村先生が出るのが一番良いと思ったのですが、「ぜったいイヤだ!!」とおっしゃるのです。話したいことはたくさんあるのですが、しゃべるときっと過激な発言をしてしまうので、自粛しているそうです。
そんなわけで、顧問とコンサートミストレス、関西なまりのある2人が、きょう収録に行ってきました。

オープニングに、2月の音楽ネットワークで演奏した、アマデイの「優美なセレナータ」を放送。それをバックに流しながら、お話が始まりました。
プリマヴェーラの名前の意味、立ちあげることになったきっかけ、活動状況等々、、、。
ラジオ出演初体験という顧問は、”なにもしゃべることないよ~”と言いつつ、結構ポイントを押さえた発言。さすが、顧問の貫禄でした。

ヴィヴァルデイの「マンドリン協奏曲ハ長調 第1楽章」のクラシック版(ビオンディ指揮)のCDを途中までかけてもらい、それと聞き比べてもらうつもりで、ネットワークで演奏したプリマヴェーラのヴィヴァルデイを流してもらいました。創立から2ヶ月ちょっとでの初舞台となりましたが、あの時はほんとうにみんなよく頑張ったと思います。きょう、久しぶりに聴きましたが、よく弾けていると思いました。

あくまでも、音楽性を重要視したアンサンブルをしたい、ということを語ったつもりですが、結構緊張していたので、意味不明なことを口走ったかもしれません。(^^;)

放送は、7月19日(水) 午後4時~4時30分、再放送が午後7時30分~8時です。
時間があったら、聞いてください。
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# by michinokuhitori | 2006-07-12 23:13

アンサンブルは難しい

7月8日(土) 18時30分~  大成小学校

前回に引き続き、アマデイの「降誕祭の夜」
きょうも、マンドラさんがお休みだったため、充分なアンサンブルができず、残念でした。
やはり、全体のバランスで音楽ができるので、ないパートがあると音楽にはなりません。

きょうはその中で、少し細かい部分に取り組んでみました。
第一楽章の最後の11小節から、1stとマンドラに長い音が出てきます。これは曲が終わる準備として、今までのことを追憶するような、長い持続的な時の流れのようなものがほしかった。そのために、ここでは長い音が必要だったのです。ここの主旋律は2ndなので、長い音は背景ではありますが、重要な役割を果たしています。1stの音は、のびやかに、大きな虹をかけるように、高い空間性を感じさせることが大切です。
実際に出す音よりも高さを感じさせる、というのはどう弾けばいいのでしょう?(-_-)
とりあえず、そういう意識を持って弾きましょう。

第二楽章では、tratt. がたくさん出てきます。
微妙な揺れをみんなの呼吸で合わせていくというのがまたむずかしい。
きょうは、コントラバスの音の響きを確認してから次の音を繋いでいくという練習を何度も試みましたが、いまひとつしっくりいきませんでした。コントラバスは音が立ち上がってお客さんの耳に届くまでに時間がかかるので、それを考慮した上でみんなで呼吸を合わせなければならず、弾くのが精一杯状態の私たちには、かなり高度な技だと思いました。
こういう即興的なアンサンブルは、普通は怖いのでなかなかやらないのですが、私たちは、アンサンブル研究会なので、やりましょう!という指揮者の言葉。
みなさんのやる気と今後の取り組みに期待しています。(^_^)v
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# by michinokuhitori | 2006-07-09 13:19

プリマヴェーラ練習日

朝10時から、勤労青少年ホームで練習。
きょうは、同じ敷地内の市民体育館で、高校のバスケットボールの東北大会が開催されていて、駐車場がいっぱいでした。先週は体操の大会。結構広い駐車場なんだけど、大会があると大変です。

きょうの練習は、1st 1人、2nd 2人、ギター3人、コントラバス1人、指揮者を入れて8人。ちょっとさびしい。(-_-)
マンドラがいなかったので、アンサンブルとしては不十分だったけど、練習そのものはとても充実していました。

今練習している曲は、アマディ作曲の「降誕祭の夜」 1ヶ月ちょっと前から取り組んでいます。
きょうは、第3楽章からスタート。
この楽章は、キリスト生誕を祝福するお祭りの様子を描いたものです。
単調な曲なので、アクセントを効果的に使って、ダンスの雰囲気をうまく表現しないと、幼稚な演奏になってしまいます。そして、同じように繰り返されるパッセージも、全く同じに弾いてしまうと単調さが浮き彫りになるので、アクセントのニュアンスも少し変えます。なんて、書いてしまうと簡単そうですが、これを実際に弾くとなると、相当難しい。ピッキングの高い技術が必要です。
2ndやギターによって作られる躍動感。そして、コントラバスによって、この曲のムーブマンを豊かに広げていきます。

良い曲作りをするためには、正確な楽譜の読み取りと、緻密な作業と、音へのこだわりが必要。そして、何よりもそういうことを楽しいと思えること。
毎回の練習が、楽しく充実したものになるように、頑張っていきたいと思っています。
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# by michinokuhitori | 2006-07-02 17:05

Primaveraのブログを始めました。

マンドリンアンサンブル研究会プリマヴェーラのブログを始めました。

練習の様子、曲にまつわる話などを綴って行きたいと思います。

どうぞ宜しく<(_ _)> (さといも)

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# by michinokuhitori | 2006-07-01 09:53